履歴書

CTS代表 川合 良成
創薬開発エキスパートコンサルタント

 

創薬開発で常に問題となる時間・予算を有効活用して最小化し、かつ成功確率を高める方法を指導している。単に過去の経験や業界の常識に従うのではなく、論理科学に基づき各事例が取るべき戦略・手法を創造している。

グローバル大企業で27年の実務にてM&S、PGx/個別化医療、Global開発のイノベーションにより数多くの創薬開発を成功させ、その功績は学会でも高く評価されている。

 

 

専門分野
・臨床薬理、薬物動態、M&Sの専門家(生化学-非臨床-臨床のTranslational Science)
・国内外の医薬品開発における、論理科学的で成功確率の高い開発手法・戦略の提供
・規制当局と円滑な協業を行うための、具体的なアプローチ手法の提供

学歴

1981年3月         千葉大学 薬学部 薬学科 卒業(同年薬剤師免許取得)

1986年3月         千葉大学 大学院 薬学研究課 博士過程 修了 薬学博士

職歴

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1986年4月-1987年9月 野村総合研究所・生物科学研究所(神奈川県鎌倉市)
研究員(薬物代謝・動態部門)

  • 非臨床薬物動態分野の委託研究を企画・実施.国内大手製薬企業5社、及び大学との共同研究1件を担当.
  • GLP環境下のADME試験に精通すると共に、クライアントを通じ医薬品の初期開発について学ぶ.
1987年9月-1990年9月 米国立衛生研究所(NIH) メディカルセンター核医学部(米国メリーランド州Bethesda)
Post-Doc Fellow

  • NIH、Fogarty Fellowとして核医学部PET(Positron Emission Tomography)プログラムに参画.Ronald Blasberg博士(MSK Cancer Center, NY/NY)の指導下、非臨床試験の企画・実施及び臨床試験に参画して画像データ解析法の確立に貢献.
  • 論文作成能力育成(3年間の研究で1st3報、共著4報)、同時に国際社会での発表能力・コミュニケーション能力を培った(以降国際学会での講演多数).
  • 研究分野としては生体局所における物質(薬物)挙動を動物で定量・モデル化し、それを患者試験に応用するという手法を確立.特殊物質(ポジトロン核種)を扱うため、全ての試験系(ラット、ヒヒ、患者)は多数の専門家(有機合成、物理学、統計学、医師)からなるチームで実施し、世界トップレベルの研究者との協働能力、リーダーシップを身につけた.
1990年9月-1993年2月 スイス・サンド社 生物薬剤部 (スイス連邦Basel市)
ラボヘッド

  • 移植、免疫抑制剤とその誘導体の開発を担当.速度論及びモデル手法のエキスパートとして、その他複数の開発品目をサポート.
  • 開発業務に生理学的薬物速度論(PBPK)モデルを取り入れ、モデルによる非臨床と臨床成績のブリッジングを通じ初期臨床開発の最適化を図った.
  • 英国Manchester 大学Malcolm Rowland 教授と共同研究.1992年、FDA生物薬剤学・臨床薬理部のスイス製薬企業訪問時(Carl Peckら5名)にはサンド社代表としてモデルによる初期開発手法を紹介.
1993年3月-1996年8月 サンド薬品㈱、つくば研究所、薬物動態研究部
薬物動態グループ長

  • Global戦略の一環としてPBPKモデルに特化した薬物動態グループを委任され、グループ長としてつくば研究所を初期開発のGlobalモデリングセンターと位置づけた.
  • 吸入剤(免疫抑制、抗炎症)や抗癌剤等、非臨床試験の薬物動態と薬効・毒性の定量的評価、及びヒトへの外挿が重要かつ困難な開発品に対する合理的開発手法を開発、実施、Globalに報告.
  • 国内申請及び開発業務全般も平行して推進.感染症、移植・免疫疾患、循環器等、広い疾患領域での開発・申請・上市業務に貢献し、国内での前臨床開発に精通.
1996年8月-2000年10月 スイス・ノバルティスファーマ社 薬物動態研究部(スイス連邦Basel市)
臨床薬理部門PK組織長‐M&Sグループ長

  • チバガイギーとの合併が正式決定・施行される1997年初頭まで臨床薬理部門PK組織長として主として業務調整と合併準備にあたる.
  • 合併後はPK-Pharmacometrics (M&S) グループを発足、主導、拡張した.PBPK、非線形混合効果モデル(NONMEM)、PKPDモデルを駆使して創薬からPoCまでの開発を推進、モデルに基づく探索開発概念を社内で確立.薬物動態研究部全体に対するトレーニング・コンサルト業務、2名のD取得を指導(日本人、フランス人各1名)、米国NovartisにおけるPKグループの設立を補佐.
  • 疾患領域としては中枢、移植・免疫疾患、喘息、癌に対する新規医薬品の開発に参画.
  • 開発業務の他、Rowland教授(Manchester)と一連の共著論文、Center of Applied PK Research(大手企業によるコンソーシアム)の立ち上げ、欧州内でのPKPD関連会議にもノバルティス代表として参加し、社外においても研究開発の技術向上に貢献.
  • 合併により巨大化・細分化された組織を機能的に統合するため、創薬から開発前・後期、統計部門にわたる全てのPK関連メンバーが定期的(4半期)に会するフォーラムを提案・主導.
  • 社内外にて複数のマネジメント(初等‐中等)トレーニングコースを履修
2000年10月-2007年3月 ノバルティスファーマ㈱、臨床薬理部/探索臨床開発部(組織開発にて部署名を変更;東京本社)-薬物動態研究部(筑波研究所)
臨床薬理部長‐探索臨床開発部長‐薬物動態研究部長

  • 社内外から薬物動態、臨床薬理のエキスパートや医師を採用し、薬物動態、臨床薬理企画、並びに臨床試験実施の3グループからなる臨床薬理部を創設・運営.Global開発の中での日本の位置付けを明確にし、ブリッジング戦略の確立、Global Trialを前提とした国内臨床開発促進手法の提案と実施
  • 海外施設を使った日本人臨床試験、PGx試験の国内導入と一般化(PGx試験成績を国内申請資料として初めて提出)、母集団薬物動態試験を全ての後期臨床試験に導入するなど、開発の革新を図った
  • この期間十数品目の開発・申請業務に関与;特に世界発の分子標的薬については創薬、非臨床(Basel)から国内臨床開発、申請まで直接関わり、世界同時申請・承認を達成.2005年以降は薬物動態研究部長も兼任
  • 日本をスイス、米国に次ぐ第3のR&Dサイトとする構想下、Globalメンバーとのタスクフォースに参画し、Global開発全体の一元化を議論する一方、国内でPoC試験を実施する環境を整備.
  • ハーバードビジネススクール(米国・ケンブリッジ)でのマネジメントトレーニングコースを履修.
  • 開発業務外では日本薬物動態学会理事(2006―2007年)、DMPK誌編集委員としてPKPD研究の国内普及と学会及び学会誌の国際化を図り、製薬協・臨床薬理グループ委員としてはPGx試験やPKPD試験の導入等、国内開発の合理化について提案.
  • PBPKのエキスパートとして世界の主要会議に参画[米国CDDS主催PBPK workshop企画委員(Washington DC;02年),欧州COST会議(アテネ;06年)他、招待講演多数]
2007年3月-2011年8月 米国Novartis Institute for Biomedical Research、Modeling & Simulation Department、ケンブリッジ、マサチューセッツ州
Senior Expert Modeler

  • 開発本部長直属のグローバル組織M&S Departmentにシニアエキスパートとして所属し、systems biologyからpharmacometrics、統計に亘る様々な分野の専門家80名のメンバー(スイス、米国)の中で若手・中堅メンバーの指導に当たりながら、R&D組織内での解析業務の調整(cross-functional coordination)、社内ガイドラインの策定を主導
  • 自らも創薬・開発プロジェクトに参画し、M&S手法による開発候補品の選定、試験計画立案、試験成績の中間・最終評価、申請準備から規制当局対応にあたる.癌と感染症領域を中心に創薬から臨床開発にわたり十数品目を担当、3品目についてPoC達成.小児適用追加を目的とし、PBPKとPopPKを組み合わせ新たなM&S手法を確立、抗がん剤の小児適用承認を取得.
  • 本期間後半は創薬部門へ定期的に出向し(50%)、創薬薬物動態グループメンバーに対してモデリングトレーニング、実務指導.
  • 学会活動としては渡米後も2007年末まで日本薬物動態学会理事及びDMPK国際化委員会委員長としての業務遂行.その後2012年まで同学会国際化対応委員会及び編集委員会委員を務めた.2009年DMPK誌テーマ号では“Mechanism-Based PKPD Projections in Exploratory Drug Development”を企画・編集した.2010年日本薬物動態学会北川賞受賞.
2011年9月-2014年7月 第一三共㈱ 開発本部トランスレーショナルメディシン部 (品川RDセンター)
参事

  • 参事として、創薬からPoCに渡るトランスレーショナル業務につき部長を補佐して部全体(50名)の業務支援、研究部門(海外研究所を含む)や開発組織に対してTranslational Scienceの概念を、実務を通じて提案、指導.
  • Personalized Medicineの実現に向けてバイオマーカー開発に関するglobal taskforceチームのco-chairを1年間勤め、急速に進歩しているバイオマーカーのR&Dについても実務を通じて知識と技能を高めた.
  • その後呼吸器疾患治療薬のグローバル開発チームのリーダーとして日本、インド、イギリス、米国の各チームメンバーを指揮.
  • M&S業務ではUSのM&S Head、エキスパートメンバー、国内薬物動態研究所のM&Sグループと協働し、グローバル体制の確立と非臨床から臨床にわたるModel Based Drug Developmentの実践をリード.特にQSP(Quantitative Systems Pharmacology)手法を用いた疾患モデルについては、代謝疾患及び呼吸器疾患を題材に社内QSP手法の確立を推進.新規性の高い医薬品候補のMoAの解明、適切な臨床適用、個体間差の論理的解明に当たった.
  • 日本薬物動態学会では12期(12-13年)理事を務め、臨床薬理とPMx DISというワーキングチームを設立.他企業、大学、病院、PMDAからのメンバーを牽引して医薬品の国内R&Dにおける臨床薬理とM&S技術・科学の向上に貢献.
2014年8月―2017年7月 バイエル薬品㈱ 開発本部 クリニカルサイエンスジャパン (東京支社、大阪本社)
クリニカルサイエンス部長

  • アジア/日本の臨床薬理部長として着任後、同部署をグローバルクリニカルサイエンスの一拠点とし、抗がん剤のFiM(First in Man)試験実施等、健常人だけでなく患者対象の第I相試験も実施・推進.
  • 業務範囲は創薬から国内承認申請まで多岐にわたり、特にグローバル初期開発案の中に日本が参画することに注力、一般化.患者対象のFiMでは日本を含む国際共同治験として参画する範例を複数実施.
  • 日本の初期臨床開発をグローバル化する過程で、将来的には日本の第I相試験を軽減、または無くすことを視野に、グローバルM&S組織、及び国内トップアカデミアと共同研究を進め、民族的要因に関するM&Sシステムの構築に取り組んだ
  • 本職では患者対象の複数施設における臨床試験の実施責任者として、オペレーション、財務マネジメントを含め、新たな知識、経験を得た.
  • 2017年7月末にて定年退職.
2017年8月―2019年4月 CMIC株式会社、戦略・薬事コンサルティング本部(東京;港区本社)
シニアコンサルタント

  • シニアコンサルタントとして多数の顧客に対してコンサルティング業務を実施した.国内企業3社、海外企業8社、その他国立研究開発法人に対しても責任者(project leader)として、また、それ以外にも多数のプロジェクトに対して専門家(PKPK、Translational Science)として助言、協力した.
  • 顧客の多くは国内で開発組織を持たない、あるいは不十分であるために支援が必要な海外小規模企業・ベンチャーであり、これまで自己が経験してきた大手グローバル製薬企業とは違う環境、リソースにて創薬・開発を進めるという新たなチャレンジの機会を得て、いずれも顧客が満足する結果を創生した.
  • 社内及びグループ会社内でのセミナーやPKPDトレーニング(米国CMIC Inc.でのon site lecture等)を実施、社外的にもPKPD/M&S専門家としての活動を継続した(ファルマシア2018年4月号執筆、国際薬理学会2018年7月京都での招待講演等).
2018年12月― NDA Partners LLC、Quantitative Drug Development Strategy、米国・バージニア州
Expert Consultant

  • Expert Consultantとして登録.国内外の開発戦略に対してPKPD、M&S、Translational Scienceの専門家としてコンサルタント業務を開始.
2019年3月―  中央トランスレーショナルサイエンス(CTS)合同会社(東京;大田区)
代表

  • 会社代表として、2019年3月5日に創設
  • 主として医薬品の創薬・開発に対するコンサルティング業務を受託開始
  • 初期の主な業務提携パートナーとしてCMIC株式会社及びNDA Partners(米国)と契約締結

主な公職

2006‐2007年    日本薬物動態学会第9期理事(2年間)

2006‐2012年    日本薬物動態学会編集委員(DMPK誌Associate Editor)

2012‐2013年    日本薬物動態学会第12期理事(2年間)

受賞

2008年  10月      JSSX Fellow (日本薬物動態学会)

2010年  10月      日本薬物動態学会 北川賞

掲載論文

国際誌 (International peer reviewed)
国際誌(International peer reviewed)

  • Kawai, R., Fujuta, S. & Suzuki, T., 1985. Simultaneous quantitation of lidocaine and its four metabolism by high-performance liquid chromatography – Application to studies in vitro and in vivo metabolism of lidocaine in rats. Journal of Pharmaceutical Sciences, 74, pp.1219-1224.
  • Suzuki, T., Fujita, S. & Kawai, R., 1984. Precursor-metabolite interaction in the metabolism of lidocaine. Journal of Pharmaceutical Sciences, 73, pp.136-138.
  • Kawai, R., Fujita, S. & Suzuki, T., 1986. A new lidocaine metabolite, diethylamino-2-hydroxymethyl-6-methylacetanilide. Drug Metabolism and Disposition, 14, pp.277-279.
  • Fujita, S. et al., 1985. Age associated alteration of lidocaine metabolism is position selective. Biochemical and Biophysical Research Communications, 126, pp.117-122.
  • Kiesewetter, D.O. et al., 1990. Preparation and biological evaluation of 18F-labeled bonzoamide analogs as potential dopamine D2 receptor ligands. Nuclear Medicine and Biology, 17, pp.347-356.
  • Kawai, R. et al., 1990. BBB transport and rapid tissue binding of the opiate antagonist cyclofoxy: Comparison of active and inactive enantiomers. American Journal of Physiology, 259, pp.1278-1287.
  • Kawai, R. et al., 1990. Blasberg. Kinetic analysis of the opiate antagonist cyclofoxy in rat brain: Simultaneous infusion of active and inactive enantiomers. Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics, 255, pp.826-835.
  • Sawada, Y. et al., 1991. Kinetic analysis of transport and opioid receptor binding of [3H](-)-cyclofoxy in rat brain in vivo: Implications for human studies. Journal of Cerebral Blood Flow & Metabolism, 11, pp.183-203.
  • Kawai, R. et al., 1991. Regional brain measurement of Bmax and KD with the opiate antagonist cyclofoxy: Equilibrium studies in the conscious rat. Journal of Cerebral Blood Flow & Metabolism,11, pp.529-544.
  • Hiramatsu, Y. et al., 1993. Kinetic analysis of rat parotid gland muscarinic receptors in vivo: comparison with brain and heart. American Journal of Physiology, 264, pp.541-552.
  • Hiramatsu, Y. et al., 1994. Kinetic analysis of rat exocrine gland muscarinic receptors in vivo. Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics, 269, pp.1205-1212.
  • Bruelisauer, A. et al., 1994. Absorption and disposition of SDZ IMM 125, a new cyclosporine derivative, in rats after single and repeated administration. Drug Metabolism and Disposition, 22, pp.194-199.
  • Kawai, R. et al., 1994. Physiologically based pharmacokinetic study on a cyclosporin derivative, SDZ IMM 125. Journal of Pharmacokinetics and Pharmacodynamics, 22, pp.327-365.
  • Charnick, S.B. et al., 1995. Physiologically based pharmacokinetic modeling as a tool for drug development. Journal of Pharmacokinetics and Biopharmaceutics, 23, pp.217-229.
  • Song, S.H. et al., 1998. Dose-Dependent Effects of PSC 833 on Its Tissue Distribution and on the Biliary Excretion of Endogenous Substrates in Rats. Drug Metabolism and Disposition, 26, pp.1128-1133.
  • Kawai, R. et al., 1998. Physiologically Based Pharmacokinetics of Cyclosporine A: Extension to Tissue Distribution Kinetics in Rats and Scale-up to Human. Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics, 287, pp.457-468.
  • Comets, E. et al., 1999. Nonparametric analysis of the absorption profile of octreotide in rabbits from long-acting release formulation OncoLAR. Journal of Controlled Release, 59(2), pp.197-205.
  • Song, S.H. et al., 1999. Effect of PSC833, a P-gp modulator on the disposition of vincristine and digoxin in rats. Drug Metabolism and Disposition, 27, pp.689-694.
  • Tanaka, C., Kawai, R. and Rowland, M., 2000. Dose-Dependent Pharmacokinetics of cyclosporin A in rats: events in tissues. Drug Metabolism and Disposition, 28, pp.582–589.
  • Tanaka, C., Kawai, R. and Rowland, M., 1999. Physiologically-based pharmacokinetics of cyclosporine A: Reevaluation of dose-nonlinear kinetics in rats. Journal of Pharmacokinetics and Biopharmaceutics, 27, pp.597-623.
  • Comets, E. et al., 2000. Modeling the Kinetics of Release of Octreotide from Long-Acting Formulations Injected Intramuscularly in Rabbits. Journal of Pharmaceutical Sciences, 89, pp.1123-1133.
  • Comets, E. et al., 2003. Population pharmaco-dynamic analysis of octreotide in acromegalic patients. Clinical Pharmacology & Therapeutics, 73, pp.95-106.
  • Luyten, MA. et al., 2004. A Mouse Model to Assess Endothelial Activation In Vivo by Targeted Insertion of Alkaline Phosphatase into the E-selectin Gene. Drug Development Research, 63, pp.54–65.
  • Koseki, N. et al., 2007. Development and validation of a method for quantitative determination of valsartan in human plasma by liquid chromatography-tandem mass spectrometry. Journal of Pharmaceutical and Biomedical Analysis, 43, pp.1769-74.
  • Laplanche, R. et al., 2007. Physiologically Based Pharmacokinetic (PBPK) Modeling of Everolimus (RAD001) in Rats Involving Non-Linear Tissue Uptake. Journal of Pharmacokinetics and Pharmacodynamics, 34(3), pp.373-400.
  • Murai, K. et al., 2009. Deactivation of anti-cancer drug letrozole to a carbinol metabolite by polymorphic cytochrome P450 2A6 in human liver microsomes. Xenobiotica, 39, pp.795–802.
  • Kawai, R., 2009. Mechanism-based PKPD projection in Exploratory Drug Development. Drug Metabolism and Pharmacokinetics, 24, pp.1–2.
  • Kawai, R. ed., 2009. Theme Issue on Mechanism-based PKPD Projections in Exploratory Drug Development. Drug Metabolism and Pharmacokinetics, 24, pp.1–90.
専門書執筆
  • Kawai, R. & Lemaire, M., 1993. Role of Blood Cell Uptake on Cyclosporin Pharmacokinetics. In J. P. Tillement & H. Eckert, eds. Proceeding of international symposium on Blood Binding and Drug Transfer. Paris: EFC Publishing, pp. 89–108.
  • Kawai, R., 1993. Bases of Predictions for Human Pharmacokinetics: Use of Physiologically Based Model in Animal Scale-up. In Y. Sugiyama, ed. Methods and Techniques in Pharmacokinetic Studies – from preclinical to phase I. Tokyo: Journal for the Society for the Study of Xenobiotics, pp. 109–145.
  • Kawai, R., 2006. Utility of PK/PD Modeling in Drug Development: Bridging from Nonclinical to Clinical. In Y. Sugiyama & K. Tsutani, eds. Clinical Pharmacology-based Drug Development Strategy. Tokyo: Hirokawa Publishing Company, pp. 37–52.
国際学会招待講演 (International Conferences)
  • Kawai and M. Lemaire. “Role of Blood Cell Uptake on Cyclosporin Pharmacokinetics”, International Symposium on Blood Binding and Drug Transfer. Basel, Switzerland, September 18-19, 1992.
  • Kawai. “Physiologically-Based Pharmacokinetics (PBPK) Model as a Tool for Drug Development” in Advances in Pharmaceutical Science, Singapore National University, Singapore, December 8-10, 1994.
  • Kawai. “Physiologically-Based Pharmacokinetics (PBPK) Models” in Sandoz PK/PD Pharmacometrics Workshop, at Paris, France, April 20-22, 1994.
  • Kawai. “Physiologically based pharmacokinetic modelling as an interface media druging drug development” in Pharmacokinetics & Pharmacodynamics in the pharmaceutical industry (PK/PD 97), at London, UK, March 17-18, 1997.
  • Kawai. “Physiologically based pharmacokinetic (PBPK) modelling of Dry Powder Inhalation Drugs” in Pharmacokinetic/Pharmacodynamic Analysis, at London, UK, May 11-12, 1998.
  • Kawai, C. Tanaka, EU. Koelle, K. Ochiai, C. Hauck, A. Schweitzer and W. Niederberger. “Pharmacokinetic-Pharmacodynamic Optimization of the Dosage of a Multi-drug Resistance Modifier” in Measurement and Kinetics of in vivo Drug Effects: Advances in Simultaneous Pharmacokinetic/Pharmacodynamic Modelling, 3rd International Symposium, Noordwijkerhout, the NL, May 27-30, 1998.
  • Kawai. “Physiologically-Based Pharmacokinetic (PBPK) profiling in early drug development” in PKUK98 at Manchester, UK, November 4-6, 1998.
  • Kawai. “Use of Physiologically-Based Pharmacokinetic Concept in Novartis: Challenge to Fast and Efficient Development” as plenary seminar in Minnesota University, School of Pharmacy, Minneapolis, MN, USA, July 8th, 1999.
  • Kawai. “Use of Physiologically-Based Pharmacokinetic Concept in Novartis: Challenge to Fast and Efficient Development” as plenary seminar in University of Tokyo, School of Pharmacy, Tokyo, Japan, July 16th, 1999.
  • Kawai. “Difference in the Pharmacokinetics of Compounds Between Species” in Novartis Pharma Research Conference 1999, in Florence, Italy, September 7-9, 1999.
  • Kawai. “Impact of PK variables assessed by physiologically-based PK (PBPK) models” in PAGE 2001, May 2001, Basel, Switzerland.
  • Kawai. “Mechanistic assessment of variability in pharmacokinetics” in Symposium 1 (Variability in drug disposition and response [part one] – Molecular basis of variability in drug disposition and response – Clinical implications of variability Pharmacy), PBS, World Congress 2001 in Singapore, September 3-5, 2001.
  • Kawai. “Demonstrated contributions to date during human drug development”: Workshop on “Physiologically-Based Pharmacokinetics (PBPK) in Drug Development and Regulatory Science” May 29-30, 2002, Georgetown University Conference Center, Washington, DC, USA.
  • Kawai. “Preclinical-to-clinical PK/PD Bridging in Development” in 1st International Drug Discovery and Development Summit: From Lead to Drug in Five Years, at Honolulu, Hawaii, USA, December 2-5, 2002.
  • Kawai. “Modeling and Simulation to Provide Prediction and Insight into Clinical Readout” in Symposium “Exposure-response Relationship: Mechanism-based PK-PD and the Associated Models and Simulations”, Pharmaceutical Science World Congress 2004, Kyoto, Japan, May 31-June 3, 2004.
  • Kawai. “PKPD Modeling in Drug Development” in Session 6: Perspectives in Drug Development, 13th NA ISSX – 20th JSSX joint meeting, Maui, Hawaii, USA, October 23-27, 2005.
  • Kawai. “Physiology-based PK/PD modelling of cyclosporins” Physiologically-based PK/PD modelling of therapeutic macromolecules, in the 1st Expert meeting of COST Action B 25 WG 1 (Physiologically Based Pharmacotoxicokinetics and Dynamics), Athens, Greece, December 11, 2006.
  • Kawai. “Integrating PBPK and PKPD to facilitate decision-making in drug development” in SimCYP seminar, “ADME in Drug Development: Bridging DM-PK-PD Using Modeling and Simulation”, Boston, MA, USA, June 3, 2008.
  • Kawai. “Factors Leading to Erroneous PKPD Interpretation. JSSX Symposium for the Success in Drug Development” The 1stsymposium – ‘What have we learned from the failure?’: in the 24th JSSX Annual Meeting, Kyoto, Japan, November 27- 29, 2009.
  • Kawai. “Modeling and Simulation Through Research and Development”: in World Conference on Pharmacometrics. Seoul, Korea, September 5-7, 2012.
  • Kawai. “Pharmacometrics in Pharmaceutical Industry: Perspective in Pharmacology”: in World Congress of Basic and Clinical Pharmacology. Kyoto, Japan, July 1-6, 2018.
CTS 中央トランスレーショナルサイエンス
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